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第1回:たかだ調剤薬局

第1回:たかだ調剤薬局

「メールでお薬相談」受け付けます。

たかだ薬局の概要をお聞かせください

当薬局は1996年から、調剤薬局2店舗を大分県内で展開しています。隣接する高田中央病院からの処方箋が8~9割を占め、毎日平均200枚の処方箋を受け付けています。薬剤師7名と事務スタッフを合わせて、16名のスタッフが業務にあたっています。若い薬剤師も多く、2012年は6年制薬学教育の学生実習も受け入れました。

お話をうかがった永石 潤先生

「メールでお薬相談」を始められたきっかけを教えてください。

患者さんからの電話問い合わせに24時間対応するために、閉局後、携帯電話を当番制で持ち帰っているのですが、携帯メールも活用できないかと考えたのがきっかけです。

たかだ薬局の外観。高田中央病院に隣接しています

どのように運用されているのでしょうか。

薬局内のポスター掲示と薬袋の裏に記載したメールアドレスでご案内しています。ご高齢の患者さんが多いため、電話での問い合わせが圧倒的に多いのですが、「薬局で聞き忘れた」とか「ちょっと聞いておきたい」といったことでも、気軽に問い合わせしていただいています。遅い時間に電話するのを遠慮される患者さんもいらっしゃいますので、そのような場合にも便利なツールだと思います。また、携帯電話で薬歴が閲覧できるツールを取り入れていますから、患者さんが「お薬の名前がわからない」といった場合にも、対応が可能です。
メールでいただいた問い合わせへの対応は、メールを受信したその日のうちに、当番の薬剤師が返信します。患者さんからの相談にいつでも応えるという意味で、患者さんに安心していただける身近なコミュニケーションツールだと思っています。

服薬指導時には患者さんのプライバシーに留意しています

その他に工夫されていることがあればお聞かせください。

医師に対して処方変更を提案する場合は、原則は疑義紹介という形をとりますが、当薬局では別の方法として「トレースレポート」を使用しています。これは、患者さんとのお話の中から気づいた「このようにした方が患者さんは服薬しやすい」「服薬忘れが少なくなる」といった提案を、「トレースレポート」として作成し、医師へ提出し次回の処方に反映してもらうという取り組みです。トレースレポートが発生した場合には、その日のうちに病院へ提出し、次回の来局時までに医師からレポートの回答をいただくことになっています。

医師とのコミュニケーションがとれる素晴らしい取り組みですね。

「トレースレポート」については、第40回、第41回の日本薬剤師会学術大会でも発表しており、同じような取り組みをしている薬剤師の方と意見交換しました。また九州山口薬学大会などでも発表しています。患者さんが医師には言いにくいことなどもあるかもしれませんし、薬剤師の視点から患者さんのニーズをキャッチし提案できることがあると考えています。

今後の展望をお聞かせください。

現在、毎月2回薬局内で勉強会を行い、知識の習得に努めています。また、学会で発表することもひとつの目標として取り組んでいます。若い薬剤師が多い薬局なので、お互いに切磋琢磨して、アイデアを出し合い、患者さんのためになるような新しい工夫ができないか考えています。

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